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株式会社 白寿生科学研究所

 

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お医者さんに聞こう!vol.2〜「お肌のお悩みスペシャル」〜

第2弾は美容皮膚科が専門の野口先生による【肌のお悩み改善SP】!
公式LINE「Hakuju Well-being」内のアンケートで皆さまへお悩みを募集した所、10代から80代の幅広い方々から50通近くのご相談をいただきました。
その中から特に要望が多かった「お肌のトラブル」について野口先生にお答えいただきます。

お肌のトラブルについて(湿疹・アトピー)

★皆さまから頂いた質問★

Q.20代女性:洗顔を念入りに行い、保湿をきっちり念入りに行っているのですがよくなりません。かえって保湿等をやり過ぎるのは逆効果になるのでしょうか?
A.野口先生
:お肌にトラブルがあると、なんだか気分が沈みがちになりますね。お肌を健やかに保つためには、日々のスキンケアを丁寧にすることが一番です。
お肌は外側から、表皮、真皮、皮下組織といった3層の構造からなっていて、一番外側の表皮のバリア機能がきちんと働いていることが、お肌を健やかに保つためには欠かせません。
生まれつきお肌の弱い方、敏感肌の方、アトピー性皮膚炎の方などは、このバリア機能が低下しているため、外界からの刺激 物質(紫外線、ほこり、花粉など)の影響を受けて、お肌に炎症が起こってしまっています。
お肌のバリア機能を正常に保つためには、保湿と紫外線対策が必須です。

Q.40代女性:職場で毎日何十回もアルコール消毒しているのですが、手荒れを治すのに効果的な方法はありますか?
A.野口先生:コロナ禍でアルコール消毒をする機会が増え、手指の乾燥による肌荒れが増えています。また、冬は空気も乾燥するため、お顔のお肌も乾燥が気になる季節ですね。
お肌の乾燥はバリア機能の低下につながりますので、気が付いたらすぐに保湿するように心がけてください。

Q.30代女性:生まれつき肌の弱い子への対処等を教えてください
Q.40代女性:大人になるにつれてアトピーが改善されてきたけど手湿疹のみなかなか完治しません。やはり、アトピーやアレルギーは完治するには難しいのですか?みんなのようにきれいな手になりたいです。
A.野口先生:アトピー性皮膚炎の方は遺伝的要因やアトピー素因(アレルギーを起こしやすい体質)を持つと言われています。
日本人のアトピー性皮膚炎の約3割の方に、フィラグリン遺伝子の変異がみとめられ、皮膚のバリア機能が正常に形成できず、成人になっても治りにくいという特徴が指摘されています。ですので、大人になっても改善しない場合は諦めずに、念入りに保湿のスキンケアをしてあげてください。
念入りに保湿しているのに状態が改善しないときは、保湿剤がお肌に合わない可能性もあります。保湿はいくらしても悪いことはありませんから、保湿剤に添加物が入っていないか、油分が適量かなどをチェックポイントにして、ご自分のお肌にあうものを探してみてください。

Q.30代女性:ステロイドの怖いところを知りたいです。
A.野口先生:ステロイド外用薬は塗布した部位の炎症を鎮める作用に優れていて、アトピー性皮膚炎の治療にもステロイド外用薬が使われます。
副作用としては、皮膚が薄くなったり、赤くなったり、感染症にかかりやすくなったりなどがありますが、強いステロイドを長期間塗り続けない限りは心配はいりません。また、内服薬のステロイドもありますが、こちらは外用薬より少し注意が必要です。
ステロイドは副腎という臓器がつくっているホルモンと同じ成分ですので、ステロイドを長期に飲み続けるとご自身の副腎がさぼってしまい、様々な副作用が出てくることが分かっています。皮膚の炎症を鎮めるにはステロイド外用薬は即効性がありますが、日々のスキンケアで乾燥対策をしっかりしてあげることが基本です。
紫外線対策をしながら、しっかりと保湿してあげることでお肌のバリア機能も働きだし、健康で美しい肌を保つことができるようになりますよ。


野口先生ありがとうございました。
冬はお肌のトラブルが起こりやすい季節ですが、日々のスキンケアで美肌を保ちましょう!

野口なつ美Natsumi Noguchi (医師)
渋谷美容外科クリニック渋谷院 副院長 (Vice director of Shibuya cosmetic surgery clinic)

東京大学大学院医学系研究科社会医学専攻医学博士課程 (The University of Tokyo, Graduate School of Medicine, Department of Social and Preventive Epidemiology, PhD. candidate)

2002年3月に慶應義塾大学環境情報学部卒業後、2002年4月に東京医科歯科大学に再入学し、医師免許を取得。専門は美容皮膚科と栄養療法。2021年4月現在、東京大学大学院医学系研究科社会医学専攻医学博士課程にて「食と健康と脳機能」について研究中。