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ドラマティックな展開などない。はじめ、何がおこっているのかわからない。そもそもべつのアメリカじゃない? みているうちに、でも、あ、もしかして、身のまわりと変わらない、おなじかも―― 人びとが集まって意見を言う。市長が説明をする。お決まりじゃなく、じぶんのこととして語る。市長だって公務員でしかない、と。
ドキュメンタリー、なんだろう。でも特定の誰かにマイクをむけたりしない。そこに人たちがいて、はなす姿があり、顔があり、ことばが撮影・録音されるばかり。 あいまにボストンのうつくしい街なみがスタティックに、配されて。 長尺の274分。気づかぬうちにみている。肩の力はぬけている。 ボストンの、かもしれない。しれないけど、また、同時に、わたし、わたし・たちのこと。日々何の気なしにおくっている生活を支えているのは、こんな人たち、こんなしごと、こんなことばのやりとりなんだ!との(再)発見。
トランプ政権期の撮影。ボストンがやろうとしているのは大統領とは違う、との空気がひしひし。こうやって社会はなりたってゆく。 ひとは社会をつくってゆく。では、このアジアの列島は? 海のむこうのはなしじゃなくて、そばのこと、じぶんのことをみなおすために。
All Photo: ©2020 Puritan Films, LLC – All Rights Reserved
■配給:ミモザフィルムズ、ムヴィオラ ■公開表記: 11月12日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
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